現在、ニューオーリンズ時間9月11日夜9時。
米国の各地では9.11テロの哀悼セレモニーが開催されています。
10年前のあの日、私は看護学生1年生でした。学校の帰りに最寄駅内にあるテレビ画面でビルに突撃する飛行機をみて、呆然とたちつくしていたのを覚えています。これは映画か?ドラマか?
あの頃を振り返ると、まさか自分が米国に住むなんて想像もしていませんでした。
9.11から米国の対テロ戦争がはじまり、多くの米国兵士が派兵され戦死し、またアフガニスタンに住む罪のない人々の命が失われてきました。
9.11に関連する本をたくさん読んできました。アフガン派兵後のPTSDに苦しむ兵士たち。実はブッシュ元大統領が作ったテロなんではないかという恐ろしい本までありました。9.11から戦争という道を歩み進めてきた米国。私にはその意義を見出せません。
また忘れていけないのは今日で震災から半年が経ちました。
約半年前にみた被災地の光景は今でも鮮明に焼き付いて私の脳裏から離れません。一種の軽いPTSDのような症状かもしれませんが今でも震災の夢をみます。少し壁が揺れただけで米国にいても通常よりも反応している自分に気がつきます。
3月11日を境に2万人近くの尊い命が失われました。予期せずに、あの日の震災で愛する家族、恋人、友人等を亡くされた方々。今も避難所で暮らす方々。復興に汗を流す被災地の方々。そして今米国で勉強している自分。今この瞬間の命に感謝し、私が精一杯できることを悔いなくしたい。そう思わずにはいれません。
来月、うちの学校(おそらく公衆衛生、熱帯医学部対象)の生徒会で、東日本大震災の緊急医療援助活動について発表させてもらうことになりました。
微力ながらも自分のできることをしていきたいです。
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