前回のブログの続きです。
ダモーでは友人が働いている病院の中を見学させてもらいました。施設内はメータオクリニックより古く、衛生面も正直メータオよりも悪いかなと感じさせられました。メータオは世界各国のNGOの寄付金で運営されていますが、ダモーの病院はインドという国家、その地方自治体の責任となるので外からの援助は入っておらずもどかしい気持ちになります。
病院の診療費は無料なので貧しい町の人々が受診にこられています。メータオのように床にも患者さんやその家族が雑魚寝していました。
そんな中で1人日本人として働く私の友人。ヒンズー語を巧みに操りスタッフと楽しそうに働く友人。時には彼女もお産をとるそうです。私が訪問したときには残念ながら死産した赤ちゃんのお産をみました。
友人のイキイキと働く姿をみ、私自身とても嬉しく思い、同時に早く私も現場で働きたい!と思わされました。
そんな彼女でもカースト制の社会の中で働くことに難しさを感じていたようです。旅行者ではわからないカースト制の実態。上の者が下の者に対してへらへらしたような態度をとると面食らうような感じになってしまうそうです。私がもしダモーで働いていたら地元の人に対して疑心暗鬼にかられていたかもしれません。
もちろん結婚相手など自分で決めることはできません。同じカーストの人の結婚することが当たり前になっているようです。日曜日の新聞に載っている結婚相手募集リストから同じカーストの人をみつけ条件にあえば親が決めてしまうようです。募集リストには経歴などともにHandsomeと書かれている男性がたくさんいました(笑)。婚活で盛り上がる今日の日本にもこの日曜日の新聞導入したほうがよいかも?
3泊4日の間友人に連れられ、友人の大家さん家やスタッフの家で食事、産科医さんとその家族とともに近くの町までお寺に連れて行ってもらったりとたくさんおもてなしをしてもらい楽しい時間をすごすことができました。何よりもダモーの人たちの瞳が純粋できらきらして、その無垢な姿に心を打たれました。池で魚に餌をやる、井戸の水をくみ上げる、それだけではしゃぐ皆。かわいく思えてきました。
訪問したジャイナ教のお寺。皆さんヒンズー教なのですがここは一種の観光スポットとして訪問しました。
ダモーのグランドキャニオン(私の友人が命名しました。笑)きれいな景色で町が一望できます。
友人がお昼にカレーとチャパティーを作ってくれました。チャパティーまで作れるなんてすごい!おいしかったです。ダモーの食事は彼女のランチだけでなくどこでも美味でした。
最後に行ったバラナシ。一人のんびりしてきました。雨季なので水位があがっています。
早朝に沐浴する人たち。私には沐浴する勇気はありませんでした(笑)熱帯医学の症例検証にだされてしまいそうで・・・。
インドの出来事を2回のブログでお伝えすることに限界がありますが充実した旅を送れて本当に楽しかったです!
デリーでお世話になったななこさん、ダモーのかな、本当にありがとうございました!
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