いつか原発のことを書こうと思っていました。私は大飯原発の再稼働に反対です。政府が決定した原発再稼働については憤りを感じます。
日本に帰る前、アメリカに住んでいた時に「原発を全て止めて日本やっていけるのかしら・・・。」と思っていました。
日本帰国後から今日までで原発関連の本を2冊読みました。どちらとも脱原発派の書籍なので意見が偏りがちかもしれませんが勉強になりました。原発推進派の書籍も読んで原発問題について考えられればよいのですが、ひとまず私は今「原発はいらない」と思います。
読んだ参考書籍は
「原発はいらない」著:小出裕章、幻冬舎ルネッサンス新書 2011年
「福島第一原発-真相と展望―」著:アーニー・ガンダーセン 訳:岡崎玲子 集英社新書 2012年
まずはじめにこの夏、関西地域の電力が足りないから、大飯原発を稼働させねばいけないのは本当なのか疑問です。
原発を使わなくても電力需要に耐えられるほど日本には火力、水力の発電所があります。ニュースや政府の広報では「電力がなくなれば日本は停電する。電気のためにも原発使わないと。」と原発推進をあおるような情報が流れます。でも実際火力発電をフルに使えば、原発分を十分まかなえるほどらしいです。原発は全体の発電電力の29%ほど。
でも火力発電すれば二酸化炭素増えて、温暖化になるんじゃないの?と思われる方いるかもしれません。私もそうでした。
しかし、二酸化炭素発生には原発のほうが貢献しているという報告があるそうです。原発発電時の二酸化炭素発生は少ないものの、ウラン鉱山でウランを掘り、製錬、加工、原子炉までの過程でも膨大な二酸化炭素がでるようです。そして二酸化炭素よりも有害なウランの核分裂生成物が原発によって生み出されます。
原子力委員会の核燃料秘密会議で報告書(核を再燃料することでコスト削減になる。ウラン廃棄物を日本で再処理できるようになるから。日本は法律でウランを廃棄できません。結局六ヶ所村の再燃料処理施設を使いたかったから?)を改ざんしたように、どうも利権が原発問題には関わっているように思えます。
上に述べたようなこと以外で、私が一番思うこと・・・
福島の人をこれ以上悲しませないでほしいです。家、土地、仕事、家族、友人、恋人を原発、津波で奪われた人たちを考えると、原発なしでも、例え電気がなくたっても、日本の経済が冷え切ってしまってももういいじゃないかと思ってしまいます。
そんなに電気って重要なのか?なければ死んじゃうのか?政府や電力会社は福島で被害にあった方々、これから癌を発症するかもしれないであろう人々のために何か補償したのでしょうか。
私にも責任があります。原発建設反対に正直気をとめたことは今までありませんでした。そして福島からの電気を私も使っていました。もう二度とばかなことはしないように、原発は使わないでほしいです。
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