2012/03/31

告白の日

ついに昨日私の胸の内に秘めていた思いを、アカデミックアドバイザーのマーク先生に告白しました。

結果はYes!

教授と禁断の恋ではありません。残念ながら・・・

今週の火曜にマーク先生担当のPopulation Studiesの中間テストでA-以上がとれたら告白しようと思っていました。そして木曜にテストの結果が返ってき、無事92点(A-)をおさめることができたので告白しました。

それはPhD(博士課程)に進学したいと。

思った以上に、先生は喜んでくれ私の進学を全力でサポートしたいと言ってくれました!先生はぜひ自分のもとでタイ・ビルマ、Migration(移住)関連の研究をアイコとできれば嬉しいとも言ってくれました。僕たちの共通リサーチ範囲はほぼ一緒だからと・・・これって運命?

話は進み、マーク先生が現在一緒にリサーチしている先生と面談をするように、いろいろとアドバイスをくれました。「Aiko you will be a strong candidate! I believe you will become a PhD student next year!(アイコはPhDの選考試験に受かるほどの資質を持っているし、僕は来年、君が博士課程の学生になれると期待するよ!)」

私とマーク先生は両想いだったのです。は~安心した。

先生はおそらくAdmission Board (入学審査委員会)のメンバーでシニアの教授なので先生のお墨付きを受ければ、博士課程に進学できるのではないかと思います。

ただ私の今の選択が間違っているのではないかと思うこともあります。あと少なくとも4年間コミットして大学院にいると思うと正直気持ちが悪いです。というか頭が痛い。。。勉強ついていけるのか。。。

JPO受けて、落ちたらPhD進学にすればいいじゃないのか、と思う人もたくさんいると思います。
ただ、私の性格上中途半端に、落ちるか受かるかわからないJPOを受けて、PhDの進学を準備する器用さがないと思うのが一点(PhDに進学するなら、GREという米国大学院進学用のテストをまた受けます)。

マーク先生の授業を今学期とって、彼の授業が素晴らしすぎて勉強がとても楽しいことに気がつき、彼の指導の熱心さに感銘をうけたこと(彼はプリンストン大学でPhDを取っています。かなり賢い。米国大学院ランキングで1、2位の大学です。でもそれを全く鼻にかけていないぐらい、気さくな人です)。

PhDの後、国際機関や政府機関で働きたいですが、将来行く先は、日本の公衆衛生大学院で働くことを希望しているので、どちらにしろいつかPhDは取らなければなりません。

あと最後に直観です。私、直観を大事にして生きているつもりですが、ここでPhDに行くことはもともと決まっていたような気がします。違和感ない。メータオ・クリニックへのめりこんでいってきたときのように。

PhDを卒業する時は33,34歳になっています。婚活もしないで勉強してばっかりいると、高学歴独身女子になるやもしれません。そうなるとまたなかなか結婚相手がみつからないとも思います。でもこれは縁だし、どうなるかは誰にもわかりません。

自分を信じて猪突猛進です。

2012/03/23

私の名前がオックスフォード大の雑誌に・・・

ニューオーリンズは信じられないほどの雨が毎日のように最近降っています。雨季?と思うぐらい。まるで熱帯地域(いや、正式には亜熱帯地域です)。

つい2日前嬉しいニュースが飛び込んできました。

私がタイ・ビルマ国境のメータオ・クリニックでいるときに関わった研究調査(ビルマ移民自治学校の学校保健について)が雑誌に掲載されました。

なんとその雑誌は、オックスフォード大学のヘルスプロモーションインターナショナルです(Oxford University Press, Health Promotion International)。

この雑誌に載るのは本当に大変なことだと思います。調査をされたA先生、また関係先生方、形にするまで本当に大変だったと思います。私はこの調査に一緒に同行し、現地スタッフが適切に調査しているかどうかみるために一緒に学校にいったり、現地で長期間滞在していたので、日本の組織とクリニック側のコーディネーター的な役割をしていました。

そして有り難いことに、そのジャーナルに研究調査の共著として名前を載せていただきました。
私の役割は大したことはなく恐れ多く申し訳なく感じますが、本当に光栄なことだと思います。

あまりに嬉しくて、さっそくコピーした掲載論文ページをアカデミックアドバイザーのマーク先生にも渡しました。

「アイコ、すごい!おめでとう!!僕も本当にうれしいよ!」と喜んでくれました。

私と一緒に心から喜んでくれる担当教授に当たり、またクリニックでも調査されたすばらしい先生方に恵まれ私は本当に幸運です。

来週はマーク先生担当のPopulation Studiesの中間テストです。先生のハートをゲットできるようにがんばります!今日返却された先日のマーク先生の宿題は頑張った甲斐あってか、97点取れました!嬉しいです。

2012/03/17

カリフォルニア旅行

2週間ブログを更新せず、どこに行っていたかというと、今週は1週間春休みだったのでカリフォルニアに旅行に行ってきました。

カリフォルニアにはメータオ・クリニックで一緒に働いていた2人の米国人と日本人スタッフが住んでいます。久しぶりに2人に会えたのは嬉しかったのと、カリフォルニアがあまりにも素敵な場所ですっかり惚れ込んでしまいました。

カリフォルニアは大きな州です。その中でもサンフランシスコとマンティレー等(シリコンバレーと呼ばれる地域)の沿岸沿いを旅行しました。

サンフランシスコはアジア人多いだけに、アジア食レストランも多く、ビルマ、タイ、日本食を食べてきました。おいしさもニューオーリンズのアジア食レストランより遥かにおいしい。街もきれいでロマンティックな街です。

ケーブルカー。めちゃくちゃ人が並んでいたので乗りませんでした。サンフランシスコは丘が多いのでケーブルカーが発達したようです。今や観光客の乗り物。ニューオーリンズの路面電車みたい。

チャイナタウン。大きいですね。ニューオーリンズにはありません。

見ざる?言わざる?聞かざる?チャイナタウンで見つけました。

 サンフランシスコ内の日本庭園。まるで日本。

 サンフランシスコのシンボルといえばゴールデンゲート。潮風でさびてしまうので年中ペンキを塗っているとか。

 西海岸沿いをドライブしました。なんだか沖縄をドライブしているような感覚に陥りました。自然がいっぱい。

夕焼けみるために待つも曇り空でみえず。でも幻想的できれいな夕空をみることができました。

ニューオーリンズに帰ってからゆっくりするも暇もなく、残っていたTake Home Exam(自宅で受けるテスト)をやることに。締め切りに間に合い本日提出。帰って早々に図書館にこもるのはつらいです(旅行中にテストを受ける気にもなれずのばしのばしに。。。)

PhDのことは相変わらず考えています。今月末にあるPopulation Studies(人口学)のテストを受けてよい結果が残せれば、アカデミックアドバイザーに相談しようかと思っています。またちょっとずつ勉強しないとです。旅行でリフレッシュできたのでがんばらないと!

2012/03/02

進路。1年後の私はどこに・・・

Mardi Grasの祭りモードだった街も平和に戻り穏やかになりました。ニューオーリンズは日中気温が上がり摂氏25度。半袖です。気候が気持ちよい今日この頃。

私の勉強のほうは、前学期よりも授業になれたせいか、忙しいですが落ち着いて勉強している気がします。相変わらず授業の予習のリーディングは多く、グループワーク、宿題も多いですがなんとか生きています。早朝フランス語クラスも続けています。去年の11月末~12月初旬は瀕死状態だったけど。

最近したプレゼンのことや、今のグループワークでの悩みなどをここで書きたかったのですが、今日はもうここ2~3週間は悩んでいる進路について書きます。

当初入学した時は2年間プログラムで終わらせるつもりだったのですが、勉強は思ったよりも計画通りに進み12月に卒業できる見込みです(1年半のプログラム)。

そこで気になるのは卒業後の就職。

MPHを取得すれば日本国内NGO、国際NGO、JPO派遣制度(外務省が若手の邦人職員を国際機関に派遣する制度)、国連ボランティア等、今後の進路が今よりも広がることになります。

いろいろ条件があるのですが、MPHに加え、私は途上国2年間の経験、日本の病院での5年間の臨床経験、熱帯医学研修課程の修了等より上記の就職枠に応募できる資格があります。

JPOは年齢制限(35才以下)があり、以前からMPH取得見込みとしてこの春JPOの出願をしようと思っていました(まだ今も迷い中)。締切は5月半ばまでです。

ただなぜか踏み出せないことが。。。

それはこれから就職するのをやめてこの大学で博士課程(Ph.D)に進学しようかなどと思いはじめたからです。

理由を簡潔に述べると
①今の私の知識や英語能力で国際機関に働くのは難しいのではと思いはじめたこと。

②Ph.Dはいつか取りたいと思っていたけれど、年齢を重ねていくうちに勉強することがつらくなっていくのではないかと思うこと。

③MPH後帰国して何年か後に渡米する意欲とその煩雑なプロセス(ビザ、保険、書類の準備など)を考えると、アメリカの今いるうちに進学してしまったほうがよいのではないかと思うこと。今私がもっているのはF-1ビザという学生ビザで5年間有効(このままPh.D進学に使えます)。

④チューレン大学の博士課程(コースワークのみ)は学費免除であること。無料なのです!

⑤専門性(私は公衆衛生の中でもMigration, Complex emergenciesを専門にしたいと思っています)をPh.Dで高めたいと思ったこと。Ph.Dを持っていたほうが国際機関等の就職に有利。

⑥チュレーンの私のアカデミックアドバイザー(指導教授)がMigration, Immigrant Health, Disasters & Healthを専門としており(タイはリサーチエリア!私が働いていたメータオ・クリニックにも詳しいです)、今後もアドバイザーのもとで博士の学生として勉強したいと思ったことなどが理由です。アカデミックアドバイザーは現在57歳。あと何年チューレンにいるかわかりません。まだまだ元気だけど。

でも博士に進学するってそう簡単なことではありません。またGREという恐ろしい(!)米国の英語のテストを受験しなければならないし、取得まで平均4~5年間かかるらしいです。私何歳になるんだ?婚期を確実に逃す・・・。うちの大学は論文を3本くらいパブリケーションをしないと卒業させてくれないらしい・・・・。そしてMPH後の私の財産はすっからかんになってしまうのでいくら、学費タダとは言えどもTA(Teaching Assistant)やRA(Research Assistant)をしなければ生きていけません。そんなことできるのか。おそらく日本の奨学金をまた探さねばなりません。

この今の胸の内をまだ私のアカデミックアドバイザーに話していません。中学生女子が好きな男の子に告白をするように緊張します(例が思いつかない・・・)。私の気持ち受け入れてくれるかしら。。。

ひとまず今は今学期のアカデミックアドバイザーの授業(Population Studies)でいい点を残せるようにがんばらなければと思います。頑張りを見せ、中間テスト後くらいに話をすることができればと思っているのですが。アピールです。

誰か私の人生をサイコロでふって決めてほしい気持ちです。このブログも当初2年の予定が5年くらい書くことになるやもしれません。。。