2012/10/05

勉強のコツ

私は自分が頭がよいとは一度も思ったことはありません。日々どうしてこんなこともわからないの?って自分に嘆いています。ただこんな私でもPhDを受けれるほどのGPA(成績)を取ることができたので、私が思う米国の大学院で勉強していくためのコツをお伝えしたいと思います。

以前読者の方から質問があったことと、米国の大学院で現在、またこれから1年生として勉強する方の参考になれば幸いです。

①授業
<授業前>
必ず授業でカバーされるリーディング(教科書、論文、ガイドライン等)を読みます。

リーディングを読む前にもし授業のパワーポイントをすでに持っていれば、先にそのパワーポイントをざっと見ます。先生が授業で何を話すこととリーディングの関連性をしっかり頭に入れて読みます。

大学院のリーディングの量は半端になく多いです。200ページもあるガイドラインもリーディングの一つとして指定されることがありますが全て読むのは難しい。宿題にかかわらない限り、全てをじっくり読まなくてもよいと思います。その代わりSkimします。目を通す。流し読みをし大まかなラインをつかみます。

最後にパワーポイント(うちの大学は授業前に大学の学生ウェブサイトに掲載されます)。
スライドのひとつひとつわからない単語はないか。何を先生は言おうとしているのか考えてよみます。

<授業中>
私は聞き取りずらい先生は録音機を使いレコーディングしています。先生に許可をもらっています。
留学生なので使ってよいですか?と必ず聞いています。2年目になり、だいぶリスニング力も伸びてきたのでレコーディングしないクラスが多いですが1年目は必須でした。

<授業後>
授業の内容は理解しているか。わからなかったことはないか振り返ります。聞き取れなかったとこは録音機を再生し聞き直します。授業内容自体がわからなかったら先生に聞きますが、授業直後多くの質問を聞いたりするのは先生に失礼なので、先生のオフィスアワー(Office Hours)で聞きましょう。またはTA(ティーチングアシスタント)のセッションに行きましょう。

*授業は必ず出席しましょう。出席が成績に反映するクラスもあり出席簿を取られるときもあります。

②宿題
ほぼどのクラスにもあります。週一あるクラスもあります。その宿題の配点が30%~40%の成績の配分を占めることも多いです。宿題は確実に点が取れるところです。気を抜かないようにします。

友達と一緒にしても良いクラス(グループワークが宿題となることも)や、一人でしなければいけないクラスなど様々。納得しこの宿題で100点取れると思うところまで私はしています。わからないところはTAアワーに行きTAに聞く。TAの説明でもわからなければ先生のオフィスアワーに行きます。

ここで注意!
宿題は提出期限ぎりぎりにしてはいけません。なぜならTAと先生のオフィスアワーを見逃す可能性があるからです。提出のせめて1週間から5日前くらいには終わらせて、わからないところを聞けるようTAアワーに私は行っています。それぞれのクラスのTAアワーと先生のオフィスアワーのスケジュールを把握し見逃さないようにしましょう。見逃してしまった場合はメールで先生あるいはTAに質問しましょう。

③中間・期末テスト
クラスによっては先輩の過去問が回っているときもあります。私はルームメートが一学年先輩だったのでよく過去問を借りて勉強していました。過去問で100点を取れるくらい何度もやり直し準備をします。

このテストも上記の宿題と同じで、テスト1週間前くらいには自分のノートやパワーポイントでわからないことがないか確認し、必要あればTAあるいは先生に会いに行きましょう。

テストで一番大事なのは意外にも学期開始に配られるシラバスをもう一度読むことです!!
これを忘れている方多いと思います。

シラバスには必ずCourse objectives(クラスの目標)、Student learning objectives(学生の学習目標)、時にはテスト形式も書かれています。これをもとに先生がテストを作る場合が多いのでテスト前には必ずシラバスを読み、それに沿って勉強すればよい点はとれると思います。あとはクラスメートとグループスタディーを組み、テスト前にテスト範囲の最初から最後まで確認します。お互い聞き逃していたことなどを補いテストに備えます。

以上のことをおさえ勉強してから、A-(GPA:3.67)は最低とれるようになりました。A(GPA:4.00)を取るのは合計約93%以上の配分が取れないとできません。A-なら約88%~92%くらいかと思います。結構大変です。

こんなこと書いている私も再来週に中間テストが3教科あります。勉強しないと。


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